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共用品開発等に関わる規格
 トピックス:JIS素案「高齢者・障害者等配慮設計指針」公開レビュー
期間/2003年7月22日〜8月31日まで
概要/国際的な高齢者・障害者のニーズへの配慮ガイドラインであるガイド71(下記参照)の日本版ともいえるJIS(日本工業規格)の「高齢者・障害者等配慮設計指針」素案が公開レビューされ、広く意見を求められています。
今回は、ガイド71を基本規格とし、グループ規格の「共通指針」(第一部)と、製品・サービス等個別規格のうち「情報通信機器」(第二部)ですが、今日の情報化社会という時代性と、障害を持つ方々にとってのコミュニケーションの重要性を考えると、「情報通信機器」分野のみとはいえ、共用品開発に必要な指針の大半をカバーしているといえるでしょう。
公開レビュー資料は、次のリンクからPDFファイル(Acrobat5.0形式)などで閲覧することができます。
JIS素案「高齢者・障害者等配慮設計指針」公開レビュー
アキ −新・国際標準「ISO/IECガイド71」−
アキ
画像-地球イメージ
国際標準化機構/国際電気標準会議(ISO/IEC)による「ISO/IECガイド71」(規格作成における高齢者・障害者のニーズへの配慮ガイドライン:ISO/IEC GUIDE 71 Guidelines for standards developers to sddress the needs of older persons and persons with disabilities)は、今後あらゆる分野の製品・サービス開発において、高齢者や障害者にも使いやすい配慮を加えることを明記したもので、各種規格を作成する際の基本指針となるものです。
これは日本が提案し議長国となって国際機関でのガイド作りを成功させたもので、ISO加盟各国からも日本の国際貢献として高く評価されています。
「ガイド71」JIS規格の制定
財団法人 共用品推進機構
 ISO/IECガイド71の概要と特色
大きなポイントとしては次の3点が挙げられます。
1、各国での規格作成の過程において配慮すべきことを明記
第6章において、「高齢者・障害者も考慮した規格作成における配慮点」がフローチャートとして掲載されています。「規格作成計画の決定」→「委員会のもつ資源の確認」→「規格本体の作成」→「再検討」→「規格の出版」→「確認事項」と、段階ごとに検討していくことなどが記されています。
2、具体的に配慮すべき事項をマトリックス形式で分かりやすく表記
これは同ガイド最大の特徴で、下の別表「高齢者や障害者に対する具体的な配慮ポイントの例」のように、製品・サービス・施設など7つの配慮領域に分けたうえで、身体の機能や能力に区分して、それぞれ配慮すべき点を記しています。
3、ISOとして初めての「点字版」を発行したこと
「点字版」に加え、さらに点字媒体の電子化も検討されています。
アキ 《別表》
高齢者や障害者に対する具体的な「配慮ポイント」の例
配慮領域 機能・能力区分
感覚能力 身体能力 認知能力 アレルギー
見る、聞く、触る、嗅ぐなど 移動、握力、話すなど 判断、記憶など 接触、食べ物など
(機能の弱い状態) (機能の弱い状態) (機能の弱い状態) アキ
老眼、難聴、痺れなど 歩行困難、言語障害など 知的障害、自閉症など アキ
1、情報、表示 色、文字の大きさ、コントラスト、形状など 位置、レイアウト 絵記号など アキ
2、包装・容器 色、文字の大きさ、コントラスト、形状など 扱いやすさ、表面材質など 図記号、絵記号 成分表示、表面材質、素材など
3、素材(材質) 色、コントラスト、形状、表面材質、音響など 扱いやすさ、表面材質など 色、コントラスト、形状など 成分表示、表面材質、素材など
4、取り付け 照明、扱いやすさ、道理に合った手順など 扱いやすさ、表面材質など 色、形状、道理に合った手順など 成分表示、表面材質、素材など
5、ユーザーインターフェース 色、文字の大きさ、レイアウト、扱いやすさ 位置、レイアウト、扱いやすさなど 図記号、絵記号、分かりやすさなど アレルギー性や毒性のない素材など
6、整備・保管・廃棄 扱いやすさ、道理に合った手順など 扱いやすさ 図記号、絵記号、道理に合った手順 アレルギー性や毒性のない素材など
7、建築環境 照明、アクセスルート、音量など 位置、レイアウト、表面材質など 図記号、絵記号、分かりやすい言葉など アレルギー性や毒性のない素材など
日本工業標準調査会(経済産業省)より
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